事の起こり

 その源を、
 中心を手繰り合うのは
 誰だって苦痛を伴う。

 だが、それがなかったら
 この運命にはならなかった。

 こんな事を言えば彼女は怒るだろう。

 自分でも皮肉なものだと
 そう感じてしまう。

 それでも

 数年経ち、十数年経ち 
 ほんの少しだけそれに
 感謝してしまっている自分がいる。

 今日も今日とて
 包丁片手に
 魚と格闘している彼女の後ろ姿を
 眺めながら至福の時間を楽しむ。




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(24『バースデイ』)2006/03/29・不明…

※BIRTHDAY=起源 
副題 『エルスマン一家の日常。』
偶には幸せにしてあげないと。
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