言い知れぬエゴ

 ありがとうと言われた時
 今まで信じてきたものが壊れた
 新たに芽生えたものが一体どんなものかは解らないが
 それでも
 それだけは壊してはならないものだというのは解った
 壊されるわけにはいかないのだ
 あいつ以外の他人なんかに
 
 今この自分を形成するものがあいつとあの艦にいた奴らだ
 脈打つ血や動く肉体はあいつらが残してくれたもの
 ならば本当の幸せという世界が来るまでは
 それに尽くさなくてはならいない

 もう泣いて欲しくなんかないんだ

 今度は笑ってるあいつに会いたいから

 

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