「そんなに、好き?」
頬を仄かに赤く染め、目を潤ませながらそう聞いてきた。
また声の艶やかなさまに頭がくらくらしてイケナイ気分になる。
言葉の代わりに大きく首を縦に振って、肯定を示すと
「そう…」と呟き、一瞬だけ顔を俯けた。が
次に顔を上げた時は先とは比べられない程の色っぽさが滲み出ていた。
本当にこれは夢なんじゃないかって思う程美味し過ぎる光景。
彼女を仰ぎ見る姿勢だけが些か不満であるが、それも中々ないかと
喜ぶべき事態として受け入れた。
なんかもー尻尾があったらぶんぶん振ってしまってるんじゃないかと思う。
そんな俺にミリアリアは「仕様がないわね」と言いながら屈み込み、
手を伸ばしてきた。
嬉しくてその動作をただじっとして見る。
伸びてきた手は俺の首に回されると、いよいよ我慢ならずに
自然に口元が緩んだ。
随分大胆な行動をしてくれるじゃないか…
据え膳はありがたく頂かなくては男が廃るというものだ。
それでは遠慮なく、
“ガシャンッ…”
…
…がしゃん?
疑問に思って音が聞こえてきた首元を見ようとするが中々見えない。
ただ首が妙に窮屈な感じがする。
どういう事だと彼女の方に視線をやると
既に立ち上がってこちらを微笑みながら見下ろしていた。
おい、ミ…
「これから可愛がってあげるからね、ワンちゃん」
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2006/12/13
夢オチ
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