唐突に、回りくどい事は嫌いだと彼は言った。
 それが何に対してなのか、いまいち解らず首を傾げて考える。
 ふと気が付けば自分の両肩は男の両手に掴まれていた。

 男の大きな手
 その手に綺麗に収まってしまう己の小さい肩

 (同じ男なのに)

 年齢というものがあるにせよ
 どうしてもコンプレックスは拭えない。
 「何、百面相してる」

 真上から・・・
 今更だが
 そう、
 真上からまじまじと男の視線が絡む。
 (声が、こんなに近いなんて)

 いつも以上に近いのに、どんどん近づいてくる男の顔から目が逸らせない。
 (・・・・・っ!)
 男の息遣いや熱を間近で感じた時、男が微かに笑ったような気がした。

 (反則だよ)



銀魂(土方*新八)
お互い片恋だと思ってる両思い

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